8/31 中日広島 第19回戦@ナゴヤドーム 中9-3広


日曜休んですみません。観戦してませんでしたが、中田見殺しだったようですね。

で、月曜休みを挟んで火曜。ホーム、ナゴヤドームで迎えたこの三連戦は中日的には表ローテで最低でも勝ち越しを狙いたい所だったりする所であります。試合消化がやたら多いという理由もあるんでしょうけど。

先発ですが、中日:チェン - 広島:篠田

両方とも左腕。両者とも変化球よりも勢い良い直球を右打者の胸元につっこんで行くタイプ、従って右打者への攻略法は徹底してるのですが、左打者への対応が課題だったりするタイプでしょうか。チェンにしても篠田にしても落ちる球(フォーク、チェンジアップ)がそれほど機能しないし、右打者へのアウトローにきっちり決められるほど繊細な制球があるタイプではなく、勢いで投げ切るタイプ、という感じで。

先制したのは広島。梵の中前から、緩い投ゴをチェンが処理しきれてなかったといっていい中前を栗原が打って0-1。その後2表。1死走者無しで本塁打だけはなーとかブツブツいってた所に綺麗にバックスクリーンへのソロを岩本に打たれるなどして0-2。その後のチェンは尻上がりにテンポが上がってきて、味方の援護が4回裏一挙4得点で2失点を弾き返し逆転して4-2。その後着実な中押しダメ押しがあったものの、終盤投手交代がもつれて9-3という結果に終わりました。

結果的に見れば大差勝ちなのですが、プロセスは割と雑な所もあるし、先発したチェンは2失点でゲームを作ったとはいえども、毎度エンジンがかかるのが遅いのと、フィールディングのアレさが目立ったりしました。勝負を決めたのは堂上直の犠飛で1-2とした後、チェンのわりかしラッキーな内野安打で満塁とした後の荒木の走者一掃三塁打なのですが、ここで決められなかったらばそのままズルズルと負けてたかもわからんなという内容。逆にカープはここぞという所で決めきれなかった印象もありました。


その他の見所は野村監督退場つのもあったけど、俊足森野が本凸タッチアウトとか、會澤x小田でアッーとか...しかし、栗原のワンプレー、みんなに駄目出しされていたけれども、いかなる時であれ気を抜いて守ると落とし穴があるって事なんだね。足付いたまま捕球すればつっこまようのない封殺プレーがこんな_事になってしまうのだから。

  • ◎ 荒木: 走者一掃三塁打を含む5の2、3打点。
  • 英智: 5の3。最初の当たりは安打でもいいんじゃないかという三失。今日はよく打ててました
  • △ 森野: 1四球を含む4の1。打点1。ただし、第一打席の363併殺は悪くなかった。本塁突入は俊足及ばず
  • ◯ 和田: 1犠飛を含む4の1。結果は結果だけど、やっぱり存在感あるなーという印象。
  • △ ブランコ: 5の4。ただ当たりがあんまりよくない。強引に振ってパワーだけの印象だから4安打もどうもパっとしないのが正直な所。和田さんと対照的。
  • ◯ 藤井: ここのところの不調が払拭できていたような5の2。明日もスタメンあるかな?
  • △ 谷繁: 1四球を含む4の0。ただし、うまくチェンをリードできていたような気がするので、あまり安打の少なさは気にならなかったです。
  • ◎ 堂上直: 中犠飛を含む3の2。調子が出できた感じ。守備でもよく動けていた。
  • ◯ 野本: 代打成功。インサイドを振り抜けたのがデカい
  • 岩粼達: 守備交代
  • 小田: 守備交代
  • ◯ チェン: 毎度の事ながらエンジンがかかるのが遅かったが結果的にはマズマズ。バントは結果救われていたが正直失敗気味。
  • × 清水: 0回2/3で実質KO。
  • △ 小林: 0回1/3。ワンポイント的な仕事はうまくやるのだが、それ以上は酷なんでしょうか...
  • △ 鈴木: 小林がピンチを作った後の1イニング。なかなかピシャっといかんなーという印象。

というわけで後ろがゴテゴテで見ていた印象はあんまりよくないなという。対してカープの岩本は良い振りをしていたし、それに伊東。これは途中で出てきて今日デビュー戦だったらしいけれども、内角に力強い球やらスライダーをどんどん投げこんでいた。より責任のあるマウンドで強気の攻めでもって抑えきれるかが実に興味深い良い素材だなーと思ってみていました。